(3)レトルト食品の歴史を調べよう

レトルト食品の長い歴史がわかるよ。

※赤文字の言葉をおすと読み仮名(かな)と説明(せつめい)が見られるよ。

製造原理は1804年に発明された

ニコラ・アペール

1804年にフランスのニコラ・アペールが、「容器に食品を詰(つ)めて密封した後、加熱殺菌をすることで長期保存を可能にする」という製造原理を発明した。当時フランスはナポレオン帝政期にあり、政府は兵食長期貯蔵に関する委員会を設け、新しい食品貯蔵法についての懸賞募集(けんしょうぼしゅう)を行っていたが、これに当選したアペールは1810年、21,000フランの賞金を得ている。

アメリカから始まった新しい技術

レトルト食品の研究開発は1950年ごろ、アメリカの陸軍ナティック研究所が着手したことにより始まりまった。包材の開発と製品化に努め、宇宙計画の食料として利用するなど、特別食や軍用食としての研究が進展した。

一般的(いっぱんてき)にレトルト食品が知られるよう

になったのは、1969年に打ち上げられた月面探査船アポロ11号に「Lunar-pack(牛肉、ポトフなど五品目)」として積みこまれ、宇宙で食べられてからだ。

家庭用レトルト食品の開発は日本が世界初

アメリカから始まった新しい技術

欧米(おうべい)でも技術的に成果が出始めていたが、一般(いっぱん)に市販(しはん)され私たちが手にできるような製品になったのは世界でも日本が初。1968年に大塚食品工業株式会社(おおつかしょくひんこうぎょう(現・大塚食品株式会社))から透明(とうめい)のレトルトパウチ(袋(ふくろ))に詰められたカレー製品が阪神(はんしん)地区限定で販売されたことによりはじまりまった。翌年には、山森食品醸造(やまもりしょくひんじょうぞう(現・ヤマモリ株式会社))から釜めしの素(かまめしのもと)が販売され、その後次々と参入する企業が増え、近年では100社を超(こ)える企業(きぎょう)で500種以上のレトルト食品が生産されている。

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